こんにちは、リンス(@Lins016)です。
今回は三次関数の最大最小(三角関数の置換)について学習していこう。
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三角関数を置換して三次関数にしよう
三角関数の sinx sinx や sinx+cosx sinx+cosx などを t t と置き換えることによって三角関数の最大最小問題を三次関数の最大最小問題にすることができる。
置換して三角関数を三次関数にすると簡単に解くことができるんだ。
三角関数の問題として解くのか、置換して三次関数の問題として解くのか、はっきりと違いが確認できるようにならないといけないからね。
・置換して三次関数になる三角関数
y=sin3x+cos2x y=sin3x+cos2x
y=sin3x+cos3x+sinxcosx y=sin3x+cos3x+sinxcosx
・置換して二次関数になる三角関数
y=cos2x+sinx y=cos2x+sinx
y=sin2x+sinx+cosx y=sin2x+sinx+cosx
・置換せず三角関数の合成を利用
y=sinx+cosx y=sinx+cosx
y=sin2x+2sinxcosx−cos2x y=sin2x+2sinxcosx−cos2x
置換した文字の定義域に注意しよう
x x の定義域に対して、 t t がどんな値を取るのか必ず確認しよう。
特に注意したいのは、 x x に定義域が指定されていない場合でも、置換した t t には範囲が存在すること。
例えば、 0≦x<2π のとき
t=sinx なら −1≦t≦1
t=sinx+cosx なら t=√2sin(x+π4) より −√2≦t≦√2 になるからね。
三角関数を置換した三次関数を想像しよう
基本的に置換するような問題は置換する形が与えられていて、誘導があることが多いけど、置換する形ってそんなに多くないから限られた形を知っておこう。
sin3x=3t−4t3
cos2x=1−2t2
・ t=sinx+cosx の場合
sinxcosx=t2−12
sin3x+cos3x=t3−3t⋅t2−12
・ t=sinx+√3cosx の場合
sin3x=t3−3t2
特に t=sinx+cosx の形はよく出題される。
sinxcosx=t2−12 とおけるから、 sinx 、 cosx の対称式であれば、 t の関数に置換することができるからね。
関数 f(x)=4sin3x+9cos2x について次の問いに答えよ。
(1) t=sinx として f(x) を t の関数で表せ。
(2) 0≦x≦π のとき、関数 f(x) の最大値と最小値を求めよ。
(1)三倍角と倍角の公式より
sin3x=3sinx−4sin3x=3t−4t3
cos2x=1−2sin2x=1−2t2
f(x)=4(3t−4t3)+9(1−2t2)=−16t3−18t2+12t+9
(2) g(t)=−16t3−18t2+12t+9 とすると
g′(t)=−48t2−36t+12=−12(t+1)(4t−1)
増減表は
t⋯−1⋯14⋯g′(t)−0+0−g(t)−5
858
また、 0≦x≦π より 0≦t≦1
g(0)=9 、 g(1)=−13
よって最大値は 858 sinx=14 のとき
最小値は −13 x=π2 のとき

高校数学では置換した場合、必ず定義域が変化するから常に確認しよう。特に関数に a のような定数が含まれているときは場合分けが必要になるから注意しよう。
Point
①三角関数を t と置いて t の三次関数に置換
②定義域を必ず確認
x≧0 、 y≧0 、 x2+y2=4 のとき、 x3+y3 の最大値と最小値を求めよ。
(x, y)=(2cosθ, 2sinθ) とおける
ただし、 (0≦θ≦π2)
t=sinθ+cosθ とすると
x3+y3=8(t3−3t⋅t2−12⋅t)=−4t3+12t
ここで
t=sinθ+cosθ=√2(θ+π4)
∴1≦t≦√2
f(t)=−4t3+12t とすると
f′(t)=−12t2+12=−12(t+1)(t−1)
増減表は
よって最大値は t=1 のとき
∴θ=0, π2 のとき 8
最小値は t=√2 のとき
∴θ=π4 のとき 4√2